神事と行事

神事と行事

紀元祭 日本の国の 誕生日

紀元祭

高天原の最高神、天照大御神は孫の邇邇芸命に三種の神器(八尺鏡・草薙剣・八尺瓊勾玉)をお授けになり、地上に天降らせます。邇邇芸命の曾孫である神武天皇は、幾多の苦難を乗り越え、皇紀元年2月11日、ついに大和の国を平定され初代天皇として即位されます。この神話に基づき定められたのが紀元節で、後に建国記念の日となりました。。

五穀豊穣 実りを願う 春まつり

祈年祭(春まつり)

毎年2月17日に行われるお祭り(春まつり)を祈年祭(としごいのまつり)と言います。産業の発展や、お米などの作物がいっぱい出来、あらゆる人々が幸せであるよう神様にお願いします。 11月の新嘗祭とは対になるもので、宮中、伊勢神宮や日本中の神社やで行われる大きなお祭りです。 。

その年の 新米捧げる 神嘗祭

神嘗祭

天照大御神が孫の邇邇芸命を天下らせた時(天孫降臨)、三種の神器の他に稲穂を授け、「これで地上を豊かにしなさい」と告げました。この神話をもとに、毎年10月17日には、天皇ご自身がお育てになった稲や全国の農家から奉納された新米を天照大御神にお供えし、五穀豊穣の感謝をします。年間を通じて伊勢神宮最大のお祭の一つです。。

追儺式 鬼追い払う 節分祭

追儺式(節分祭)

季節の分かれ目の日を節分といいます。2月3日は、立春(春の始まりの前日)で、昔は一年の最後の日(大晦日)にあたりました。「鬼は外、福は内」と声をかけながら豆まきをして、悪いこと(鬼)を家から追いはらい(追儺)、清らかな気持ちで新しい春を迎えます。。

土地神に 祈る安全 地鎮祭

地鎮祭

地鎮祭とは建物を建てる時や土木工事を始める時、大地の神様である大地主神と、その地域の神様である産土神(氏神)に、工事の安全と無事を祈願するお祭りです。。

願い込め 短冊下げる 七夕さま

七 夕

7月7日の七夕は古くから行われている日本のお祭り行事で、棚機つまり「機織」にたずさわった女性たちの行った習俗でした。 そこへ中国から織姫彦星伝説と手芸や裁縫の上達を願う祭り(乞巧奠)の風習が入って来て、短冊に願い事を書き竹笹に結びつけて祈る行事へと変化しました。。

初詣 年の初めに 産土参り

初 詣

年のはじめ1月1日の早朝に宮中および全国の神社では「歳旦祭」(年の始めのまつり)が行われ、世界の平和や国家の隆昌を祈ります。 初詣は神様への新年の御挨拶です。江戸時代に始まった庶民の「恵方参り」が起源と言われますが、一番始めは自分の産れた地域や住んでいる土地を御守りくださる産土様・氏神様にお詣りするのが良いでしょう。 。

人々の 暮らしに残る 節供の行事

五節供

 季節の変わり目などに行う年中行事として暮らしの中に根付いているのが節供です。
1月7日 人日(七草の祝い)
3月3日 上巳(ひなまつり)
5月5日 端午(子供の日)
7月7日 七夕(七夕まつり)
9月9日 重陽(菊まつり)
 神棚に食べ物や飲み物をお供えし、その後は家族みんなで食べて、神様のお力をいただきます。。

豊作と 恵みに感謝 秋祭り

新嘗祭(秋まつり)

11月23日は、たくさんお米が獲れたことを神様に感謝するお祭り(秋祭り=新嘗祭)です。2月17日にたくさんのお米が獲れることをお願いするお祭りが春祭り(祈年祭・としごいのまつり)で、秋にはたくさんお米が獲れたことを感謝して新嘗祭を行います。 今は働くことに感謝するので勤労感謝の日となりました。

明治天皇 お誕生日は 文化の日

文化の日

昭和21年11月3日に日本国憲法が公布されたのを記念して「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを目的として「文化の日」が定められました。もと、明治節と呼ばれたこの日は明治天皇のお誕生日であり、全国の神社では、明治天皇を偲んでおまつりをします。

豊かにと 自然育てる みどりの日

みどりの日

4月29日は、昭和天皇の「天皇誕生日」でしたが、昭和天皇が自然をこよなく愛されたことにちなんで、平成元年から「みどりの日」となりました。その後、平成19年(2007)より「昭和の日」となり「みどりの日」は5月4日に移されました。 昭和天皇は、「全国植樹祭」に出向かれ必ずご自身の手で植樹をされました。

例大祭 神輿担いで 賑やかに

例大祭

例大祭は神社で毎年行われるお祭りの中で最も重要なものです。 「神輿」は、神様の乗り物でです。神様は人々の元気なようすをごらんになり、力をお与えになるのです。たくさんの人々と力を合わせて担ぎ、人と人とのつながりを深めることができます。。

六月と 十二月には 大祓

大 祓

人は知らず知らずのうちに心を汚しています。これを罪や穢れと言います。神社では、6月と12月の晦日に大祓という神事を行い、形代(人の形に切った白紙)を用いて、身についた半年間の罪・穢れを取り除きます。これが、ひな人形の起源だとも言われます。また、茅の輪をくぐることで、邪気を祓い、無病息災を祈ります。。